mixi engineer blog

*** 引っ越しました。最新の情報はこちら → https://medium.com/mixi-developers *** ミクシィ・グループで、実際に開発に携わっているエンジニア達が執筆している公式ブログです。様々なサービスの開発や運用を行っていく際に得た技術情報から採用情報まで、有益な情報を幅広く取り扱っています。

NGDのご紹介

メディア・マーケティング部 もりもとです。こんにちは。

株式会社ミクシィでは、社員がスマートフォン類を購入するときコスト面で支援する制度 'NGD' を始めました。この場をお借りして、かんたんにご紹介いたします。

ミクシィは、パソコンやケータイ向けの各種インタフェースを提供しています。具体的には、まずは各種Webブラウザ向け(PCむけ)のWebユーザインタフェース。いわゆる「国内ケータイ(フィーチャー・フォン)」向けの「mixiモバイル」。さらに今年2010/5から提供開始しております、iPhoneなどWebKit採用スマートフォンをターゲットとした「mixi Touch」などです。もちろん、ミクシィが公開提供している各種APIも、その名の通りまさにインタフェース展開の一環です。

さらに、すでにプレスリリースで発表させていただいておりますとおり、「ソーシャルフォン(R)」というネーミングを皮切りに、今後もスマートフォンとの連携を強めて展開してまいります。
実際にミクシィをお使いになるお客さまのニーズ、これからのマーケットのニーズ、そして今後さらに拡大していくチャンスをきちんとつかんでいくためにも、今後のスマートフォンの動向を、わたしたちミクシィのスタッフが率先して体感していくことは非常に重要です。

ここでいう「体感」とは、スマートフォンと一緒に暮らしてみてこそ初めてわかる知見や感想を指しています。プライベートに職場に、ときには居間で、ときには会社のコラボレーション・スペースで、時には忘年会の二次会で、単に音声通話の電話機としてだけではなく、写真に位置情報に、いろいろな人間どうしのメッセージの組み合わせが織りなす今後のコミュニケーション体験をスタッフみんなが新たに肌で感じていってくれてこそ、今後の「使って楽しく便利」な何かが見えてくる、と思っています。ですから、パソコンや、従来のいわゆるケータイに加え、iOSやAndroidなどを採用したスマートフォンをウォッチしていくのは、とても大事なことです。

ですが、世の中に次々と登場してくる新機種の流れに利用者としてきちんと乗っていくのは、コストや家庭内稟議の面でも、若干の気合いが必要。そんなスタッフを応援していきたい、サポートしていければと考えたのが、今回の制度の導入のきっかけでした。

今回の制度の名前に入っている 'NGD' は、Next Generation Deviceを略したものです。ある程度uniqueな文字列でラベリングしたいというところから、こう名付けています。一般に市販されているモデルの購入を支援する制度ですので、「次世代デバイス」というほど尖った仰々しいものではなく、iPhoneやiPad, 各種Android採用端末などが購入支援の中心です。とはいえ、普通に従来のケータイを使ったりパソコンを眺めているだけではなく、今後どんなモノが利用され、ミクシィへのアクセスにも使われていくのかを、みんなで体験していこうよという願いが入っています。

購入支援すべき端末機種は、NGD制度を運用するスタッフのあいだで定期的に検討しています。また、スタッフみなさんからの「この機種を検討してほしい」という意見もITSで受け付け、検討対象とします。そのうえで、今後・将来の新規性、マーケットへの影響なども鑑みて、支援対象機種を定めてゆきます。
支援対象となっている機種を社員が購入したい場合は、社内稟議を電子的に提出します。その稟議が降りれば、その端末の購入のイニシャルコストに対して金銭的補助が会社から降ります。

この支援制度がはじまって既に一ヶ月半ほどが経過していますが、社内での利用もしだいに弾みがついてきています。ひとりあたり複数台の端末についての支援利用も想定はしているのですが、早くも当初想定していた予算の面からは若干どきどき感も芽生えており、Nexus OneのつぎはどのAndroidにしようかな、さらにその次は... といったような利用申請に対して、うれしい悲鳴が早くも生じています。ふたつで充分ですよ。わかってくださいよ。

とはいえ、いわゆる技術職・エンジニアだけでなく、たとえば営業職のみなさんにもこの支援制度により続々と新しい利用形態のデバイスがゆきわたり、いろんな新しい体験や体感の声が聞かれるようになってきたのは、うれしい限りです。

Alan Kayの素敵な名言のひとつに、
The best way to predict the future is to invent it.
(もっとも良い未来の予測方法は、その未来を創ってしまうことだ)
ということばがあります。サービスはニーズとシーズが合わさってこそのものですから、こうしてみんなで一歩先を体験体感していくことで、じっくりしっかり考え、トイレにもゆったり入り、未来に向けたものづくりをしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。